好きとは

珍しい人に食事に誘われた。

まったくもって、友達とも言えないくらいの親しさ(笑)

急にどうした?って思うくらいの知り合い。

 

ラーメンを食べに行く。というオシャレでもなんでもないディナーに誘われ、ラーメン屋の駐車場で待ち合わせ。

絶対早く来てると思った通りに、時間より早めについたにもかかわらず、すでにその人は待っていた(笑)

 

初の組み合わせで、しかも地元で異性と二人きりで食事なんて珍しいことをするもんだから、なんだか地元なのに居心地が悪い(笑)

あとあと思い返すと、私は緊張していたらしい(笑)

 

他愛ない話。

知り合い程度と言っても、仕事の付き合いは5年ほどになるから、5年分の会話はなんとなくできる。

いやしかし。

 

わたし《余所行きの自分》だな。

 

「そうですね(´∀`*)ウフフ」みたいなリアクション(笑)

ああ、ナチュラルに余所行きの私として接してるな~感じがいいな~いい子そうだな~柔らかい女性の対応だな~

そんな第三者の私が、はるか上空から面白おかしく見下ろしている。

あんなに猫被ったの久し振り!

すごい魅力的な女性ってぐらい猫被ってた!

 

そしてこの体験をあとでじっくり感じ取ってはっきりしたことは、ナチュラルに余所行きの私になる人とは、一緒にいるイメージ湧かないなってことだった。

好きってなに?っていうことになるんだけど、好きは体感からくるとしたら、緊張する相手はあまりよろしくない。

話さなきゃ!って、間が持たなくなる相手は、好きとか嫌いとか以前にストレスになるなぁって感じた。

 

「瞳ちゃんは話さなくても一緒に居られるって思ったの」初対面からそんなことを言ってもらえるくらい、誰かが私にそう思ってくれるのと同じで、私もそれを感じられる相手がいいんだってことがわかった。

心が相手の侵入を快く思わないと、体も水のように溶けあうことはない。

という結論。

 

食事のあと。

「今日は楽しかった。また行こう。行きたいところ言って。」なんて言われたけど…

出歩かないし、流行りものに飛びつきもしないから、行きたいところもないし思いつかない(笑)

 

どうしよう(笑)

 

「おいしいところに行こう」「おいしくないところでもいい」

どんだけ出かけたいんだ(笑)

近場で、次は酒も飲もうかな、「近いうちにまた」

 

近いうち…

 

全力で躊躇してる自分が面白すぎた夜の出来事でした。