覚悟を決める
2018年。
大家さんの都合で店舗から立ち退くことになり、店をなくした。
店がなくなってからというもの。留まらない流れに乗った私は、新規の仕事や活動が一気にやってきて、2018年は大いに忙しかった。
疲れてる暇もなかった(笑)
疲れてる自覚をする暇がなかった(笑)
新規のアレコレは2018年中に落ち着いて、2019年に入った今。
「あれ?私っていったい何ができる人なんだっけ?」
いろいろが落ち着いて、やりたいことも見えているのに、いざやろうとすると自分に何が出来るかがわからなくなっていた。
主にイベント企画運営出店などを仕事にしていたし、友達からの要請で一定期間cafeのスタッフもしたし、友達の寺での催し物を手伝ったりと、やれそうなことや面白そうなこと、自分に必要な活動にだいぶ携わってきた。
消しゴムスタンプの作家業もしたりして…
なにか困ったり、面白そうなことを頼める相手として、私に声をかけてくれる人も少なくない。
だけど。
私がいざ単身になると…
店はないし、イコール自由に動けない。
好きなことを好きなようにできない。
何か資格があるわけでもない。ただの器用貧乏なだけの私。
どうしよう…
何もない…
(すべて自分が作り出した思い込みという檻)
そんなことを1月中考えていたら、立て続けに風邪を引き込み(笑)
病は気から(笑)
いろいろグズグズ言う私に、「あなたは仕掛ける側の人なんだから」「いい加減認めなさい」
迷ってるときって、そんなわけないって根拠もなく否定してみたり、わざとその言葉を受け取らなかったり(笑)ひねくれている(笑)
そうして過ごしているうちに、Valentineが来た。
チョコ系の何かを作るのも億劫で、LINEがつながっている数名の友達にValentineスタンプを送るというズボラギフトをしたことをきっかけに、久し振りに連絡を取り合い会うことになったのだけど。
こういうときの再会って、面白いほどお互い必要としているときに用意されていると後で気づく。
もちろん。そんなことは本人たちはまったくわかってないで、ランチの約束をするんだけど(笑)
ほんの少しの時間。
仕事の合間に来てくれた友達の時間の限界まで、おしゃべりして、ドライブして…
自分の街づくりに、仕事と同等に取り組んでいる友達の話は、何もないと思っていた私に、《仕掛け人としての覚悟》をみせてくれた。
やるしかない。やる道しかない。一本道が目の前にあるのに、見ないふりをして何も出来ないふりをしているときは終わった。
よし、やるか!
そう決めたら、とんとんと事が進み。
友達と会ったその日の夜には、月一でごはん会を開くことが決まった。
うちに引きこもりがちの田舎。
人口の減少や、少子化の波をもろに受けている地域では、外とのつながりが必要な時に来ていると感じる。昔ながらのやり方では、若い世代や仕事人は参加しにくくなっている。
ただの交流会といえば、まぁそんなもんなんだけど(笑)
ただご飯を食べる以外に、何かしようなんて目論見もなく、ごはん会に来た人たちがかってに何かを生み出してくれたら、かってにごはん会が意味のあるものになるわけで(笑)
だいたいが勝手にいい方向に向かってくれたら、仕掛け人としてはとりあえずやったかいみたいなの味わえるかな?
なんでもそう。
覚悟を決めた瞬間から、何かが始まる。
思い込みで自分に境界線を作らなければ、同じ意識の人が見つかるし、形にするための仲間が集まってくる。
覚悟の力が凄すぎて、腰が引ける小心者(笑)
迷ったら、必要な出会いと再会を求めてみて✩